漫画原作および劇場版アニメ「聲の形(こえのかたち)」に登場した聖地の情報をご紹介!
「聲の形(こえのかたち)」の聖地は岐阜県大垣市
聲の形のモデルとなった場所は岐阜県の大垣市です。劇場版アニメが公開される前に、聲の形が掲載されていた漫画雑誌「少年マガジン(講談社)」にて、舞台探訪マップが掲載されていました。
原作では岐阜県大垣公園などの大垣市にある実在の場所が登場。劇場版アニメでは、原作以上に実在する大垣市の場所が数多く登場しています。劇場版はアニメを制作した京都アニメーションならではの、奥行きや透明感のある丁寧な背景描写が見所ですね。
作中で何度も登場する聖地の美登鯉橋(みどりばし)です。(所在地:岐阜県大垣市西外側町2丁目46)。劇場版のポスターにも描かれるなど、聲の形を代表する聖地とも言えます。
実際にこの橋の下には鯉が生息しており、アニメ同様に鯉に餌をやることもできます。ただし周辺には鳩も多いために、餌やりの際は鳩に襲われないようにするのがオススメです。また、美登鯉橋周辺は春には桜が見れるのでお花見スポットとしても有名。お花見のついで春に聖地巡礼に来るのもいいでしょう。
美登鯉橋から西へ少し歩いたところにある四季の広場内の滝のトンネル。
上から落ちてくる水と水門川をトンネルの中から見ることができる幻想的なスペースです。「響けユーフォニアム」で登場した京都府宇治市を流れる宇治川のシーンのように、水の描写に定評のある京都アニメ-ションの腕の見せ所のシーンでもありますね。なお、水門川はかつて存在した大垣城の外堀の一部という歴史があります。
実際の滝のトンネルもアニメに劣らず水は透きとおっており、夏場は涼しさを満喫できるスポットとなっております。聖地巡礼で来た際は是非とも立ち寄ってみたい場所の一つですね。
大垣公園から西にある県道57号線(美濃路)周辺も聖地となっております。上の二人乗りをするシーンで登場したのは、岐阜県大垣市郭町1丁目33付近。横断歩道を渡った先には、赤い半円状の看板をの、岐阜バストラベル大垣旅行センターらしき建物が見えています。
アーケードに描かれている「OKB」の3文字は「大垣共立銀行(Ogaki Kyoritsu Bank)」の頭文字が元。この近辺は「OKBストリート」、あるいは「郭町商店街(くるわまちしょうてんがい)」とも呼ばれております。
先ほどの県道57号線から更に北に向かって歩いたところ。作中で最も印象深く残っている告白シーンとして有名な橋のシーンのモデルとなった新大橋交差点(所在地: 岐阜県大垣市馬場町124)があります。
ちなみにこの新大橋を流れている川は、先ほどの美登鯉橋や滝のトンネルでも登場した水門川です。美登鯉橋から水門川に沿って北向きに歩いていけば、新大橋交差点付近にたどり着くルートになっています。聖地巡礼の散策コースとして取り入れてみても面白いかもしれませんね。
岐阜県大垣市以外の聖地
聲の形では、主に岐阜県の大垣市を中心にストーリーが展開されていきますが、作中では大垣市以外の場所も聖地としていくつか登場しています。
劇場版の冒頭で主人公の石田将也が飛び降り自殺を図ろうとしたシーン。この時に登場した橋の聖地は「揖斐大橋」です。この橋は大垣市の県道31号線を東に向かって歩いていったところにあります。
揖斐大橋は揖斐川にかかるトラス橋で、大垣市と安八郡を結ぶ橋の一つです。さきほど登場した美登鯉橋や新大橋と違って高さもあるので、ここから飛び降りるのは大変危険です。
聲の形で高校生の佐原みよこに会いにいくシーンで登場した駅は、JR東海の岐阜駅(所在地:岐阜県岐阜市橋本町一丁目10)が聖地となっています。
遊園地のシーンで登場したのは三重県にある長島スパーランド(通称「ナガスパ」)です。(所在地三重県桑名市長島町浦安333)。
上のシーンで登場しているジェットコースターは「ホワイトサイクロン」と言うジェットコースター。世界最大級の「木製」のジェットコースターで、木製ならでは振動によるスリルが味わえるジェットコースターとして有名です。
ちなみに、岐阜県大垣市から長島スパーランドまで電車で行く場合は名古屋を経由して片道でだいたい2時間ほどかかります。交通費は片道1600円程度かかる計算…同じ東海地区とはいえ結構遠いですね。
主人公の石田将也らが通っている高校は東京都文京区にある駒込高等学校(所在地:東京都文京区千駄木5−6−25)です。
街の舞台は岐阜家の大垣市、高校は東京都と街と学校の聖地が違うのは「月がきれい」でも一緒でしたね…月が綺麗の場合は、街が埼玉県川越市、学校は東京でした。