人気ブラウザゲームの「艦隊これくしょん~艦これ~」の各サーバー(ゲーム内の鎮守府)には、日本を含め実在する土地の名前がつけられているのが特徴的です。今回は、艦これの初期サーバーの名前にもなっている神奈川県の横須賀をご紹介。
横須賀には旧日本海軍の鎮守府が存在
艦これの稼働がスタートした頃からある「横須賀鎮守府(通称「横鎮」)」は、過去に日本海軍の鎮守府が存在した場所としても有名。アニメの艦これでは広島の呉市が聖地となっていましたが、艦これにゆかりのある聖地として横須賀を訪れるファンの方は現在も少なくありません。
横須賀基地内のストリートビュー。軍艦が寄港した際に撮影された貴重な写真があります。
現在の横須賀の鎮守府跡には米海軍の基地があり、時折日米両方の海軍の軍艦が立ち寄っています。セキュリティの都合上普段は基地内に入ることはできませんが、観光協会が関わるイベントやツアーなどで横須賀海軍基地内の見学が可能です。
過去に行われた「日米親善ベース歴史ツアー」では、基地の中を探索したりに基地にあるレストラン(フードコート)にて、いつも海軍の方が食べている食事を楽しむことができました。フードコートの支払いは日本円に限らず「ドル」も使用出来たとのこと。
また、夏に開催された「ヨコスカフレンドシップデー」では基地が一部一般開放され、本格的なアメリカ屋台がこの日に限り営業されました。大きなBBQコンロをつかって本格的な料理を楽しむことができた模様。(…美味しそう)
記念艦三笠(三笠公園内)
横須賀には海上自衛隊学校や防衛大学があるだけでなく、旧日本海軍関連の建造物やモニュメントなど海軍関連の観光地として有名。東京からもアクセスが良いので、艦これの聖地巡礼目的に限らず普段から観光客が多く訪れています。
横須賀基地のすぐ近くの三笠公園内にある記念艦こと戦艦三笠。三笠の名前は奈良県にある三笠山(若草山)から。三笠は1900年に進水され日露戦争や第1次世界大戦で活躍した後に1923年に除籍され記念艦として横須賀に保存。
艦これのメインストーリとなっている第2次世界大戦時は奇跡的に被害を受けずに済みましたが、大戦後の物資不足により三笠の金属類や素材が盗まれて荒廃する自体に。現在は荒廃や老朽化した部分を復元し記念艦として保存。館内の観覧料金は一般600円。艦内には三笠に関する歴史品や資料などが展示されています。
軍艦長門の碑(ヴェルニー公園)
横須賀基地の西側の海岸沿いにあるヴェルニー公園内には、軍艦長門の碑があります。もともと長門は呉で作られた戦艦ですが、第2次大戦中に横須賀に寄港した歴史があります。また、長門の碑の隣には、同じく戦艦の山城の碑もあります。
ちなみに、ヴェルニー公園は入園無料、休園日は無し。花壇には1400本ものが薔薇が植えてあることで有名な公園です。
浦賀ドック跡地(浦賀造船所跡)
艦これのゲーム内でも大破した艦娘を入渠させる時や建造する時に登場するドック。横須賀基地から南東に約4kmほど離れたところには、清霜や不知火などの駆逐艦を建造していた浦賀ドックの跡地があります。
なお、現在の浦賀ドックは住友重機械工業の私有地となっていますので、内部に入ることは不可。
酒保 伊良湖 (※期間限定営業中)
艦これの聖地横須賀には、艦これのコラボカフェ&食堂の「酒保伊良湖(しゅほいらご)」が期間限定で営業しています。横須賀での営業は2017年7月末までとなっています。所在地は神奈川県横須賀市大滝町2丁目2−18−1 さいか屋グルメ・ホール南館。
酒保伊良湖では、お昼は甘味処として軽食やランチなどのメニューを、夜は日本酒やガッツリ系のメニューが楽しめます。(夜のラストオーダーは22時00分)。なお、酒保伊良湖では食事の他にも、お土産の販売や艦娘のパネル展示も行われています。