アニメ「天使の3P」(てんしのスリーピース)の第7話に登場した、聖地やモデルになった船についてのまとめです。
アニメ7話で登場した船「けさお丸」のモデルは佐渡汽船
天使の3Pのアニメ7話「びっくり招待状」は、島おこしのイベント出演のために南の島に行くというストーリー。
南の島の名前は双龍島。なお、双龍島という名前の島は日本に実在せず、架空の島であることがわかっています。
作中で主な舞台となっている、千葉県の船橋から双龍島に行くのにフェリーを使うシーンがあるので、いわゆる沖縄や奄美大島のような九州よりも南にある島ではなく、伊豆諸島のような関東から行ける南の島である事が予想できます。
双龍島まで行くのに乗船した船「けさお丸」のモデルとなっているの、新潟県と佐渡ヶ島を結ぶ佐渡汽船のカーフェリー「おけさ丸」と思わます。(…断じて「おさけ丸」ではない。)
おけさ丸は最大で1705人乗船可能。乗用車や大型バスも乗れる6階建ての大型フェリー。
おけさ丸1、2階部分は乗用車や大型車のスペース、3階より上はスタッフや乗客が乗るスペースとなっています。デッキもしっかりあるので、快適な船旅を楽しむことができます。
なお、実在のおけさ丸は日本海を行き来する船ですが、天使の3P!では南の島・双龍島と本州を結ぶ船としてモデルになったと思われます。
また。フェリーの場合、規模によっては車が載せられないものもあるので、人も車も載せられる船だとストーリーの中で動かしやすいという特徴もありますね。
南の島・双龍島は青ヶ島がモデルの模様
双龍島のモデルとなったのは、島の形からして東京都の青ヶ島村と思われます。世界的にみても珍しい、二重の輪っかのような二重カルデラである青ヶ島が、アニメにに登場した双龍島と似ています。
青ヶ島の人口は175人(2017年5月1日時点)、面積5.96平方kmと非常に小さく、日本一人口が少ない村として有名です。
関東から青ヶ島に行くには、まず八丈島まで行く必要があり、八丈島から船で2時間半、ヘリコプター(東京愛らんどシャトル)で20分ほどかかります。
関東~八丈島~青ヶ島まで全てフェリーで行く場合は約半日、関東~八丈島まで飛行機、八丈島~青ヶ島までヘリを使う場合は1時間10分かかる計算です(待ち時間は含まず)
アニメで登場した魚拓に関する考察
ちなみに、青ヶ島がある太平洋はカンパチが多く生息しており、有名な漁場です。アオダイやウメイロも伊豆諸島以南の太平洋でよく取れる魚です。
大きいものでは、体長2m、重さ80kgと成人男性よりも巨大になることがあるので、この魚拓もあながち嘘ではないということになります。作品作りへの丁寧なこだわりが伺えるシーンですね。
ただ、150cmで50kgの大物のカンパチともなると、魚拓を取る際に結構苦労しそうな予感。平均的な小学生女子よりも大きいわけですし。
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