テレビアニメ「昭和元禄落語心中」に登場した聖地の情報をご紹介!
寄席・末廣亭(すえひろてい)
昭和元禄落語心中に登場し、アニメで何度も登場する寄席の「雨竹亭」。雨竹亭のモデルになったのは東京の新宿にある「末廣亭(すえひろてい)」です。
末廣亭の所在地は東京都新宿区新宿3丁目6。1897年に創業され今年で120年目を迎える歴史ある寄席です。また、末廣亭ではなく「末広亭」と書かれる場合もあります。
末廣亭は1日2回、昼の部(12時~16時30分)と夜の部(17時~21時)に開演。演目では落語の他にも講談、浪曲、漫才マジックショー、漫談、コントなどが行われております。
東京には末廣亭の他にも、浅草にある浅草演芸ホール、上野にある鈴本演芸場、池袋にある池袋演芸場の寄席が有名です。大阪や京都を中心とした上方落語が行われている寄席は天満天神繁昌亭(大阪)が有名です。
歌舞伎座
昭和元禄落語心中の第1期では、銀座にある歌舞伎座が登場しています。
歌舞伎座の所在地は東京都中央区銀座四丁目12−15。現在劇場を保有しているのは株式会社歌舞伎座(東証2部)です。末広亭よりも少し前の1889年に開場し、たびたび立て直しが行われており2013年の立て直しは4度目。
アニメ1期で登場した歌舞伎座は、第2次大戦後の通算3度目の立て直しが行われた歌舞伎座がモデルになっています。ちなみに、第2次大戦前の歌舞伎座は大屋根がついているなどの外観の違いがあります。
歌舞伎座では歌舞伎の公演を見るだけでなく、屋上庭園や歌舞伎の歴史を知れるギャラリー、お食事処で料理を楽しむことができます。
昭和元禄落語心中に出た東京の聖地
アニメ2期「昭和元禄落語心中 -助六再び篇-」では、1990年代から現在にかけての東京の風景が登場しています。
隅田川にかかる桜橋。「X」状の形をした特徴的なデザインの橋です。
桜橋は1985年に完成した隅田川唯一の歩行者専用の橋です。アニメ内の時間軸では東京スカイツリー(2012年開業)はまだ建設されていません。
八雲師匠没後現代の隅田川沿いのシーン。東京スカイツリー開業後なので、舞台は2012年以降の東京ということになります。ちなみにですが、この近くには「助六夢通り」という名前の道路があります。
同じく隅田川沿いにある隅田公園の夜桜のシーン。アニメでも隅田川の対岸に東京スカイツリーがしっかりと描かれています。
隅田公園の所在地は東京都墨田区向島1−2−5。隅田川の桜は江戸時代に8代目将軍徳川吉宗の命により植えられたもの。現在に至るまで毎年春にはお花見を楽しむ方が数多く訪れます。お花見は、屋形船に乗って楽しむこともできます。