アニメ「Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)」で登場した聖地やモデルになった建物のまとめです。
Fate/Apocryphaの舞台はルーマニアのシギショアラ
Fate/Apocryphaは、Fateシリーズでお馴染みの冬木市(聖地は兵庫県)ではなく、ルーマニア国内を中心にストーリーが展開されていきます。
テレビアニメ第2話では、ルーマニアにあるシギショアラの建物や街並みが登場しています。また、シギショアラ歴史地区はUNESCO(ユネスコ)の世界遺産に登録されるなど、歴史的な町並み今も残っている観光地として有名です。
アニメ2話で獅子劫界離とシロウが出会った教会は、シギショアラにあるゴスペル教会(山上教会)がモデルになっています(所在地:Strada Scării 10, Sighișoara 545400 ルーマニア)
ゴスペル教会を出たあたりの風景をしっかり再現されています。
アニメ内で登場した階段状の抜け道のシーン。ここは教会と街とを結ぶ「屋根付き階段」と呼ばれています。グーグルマップによると、この道はスカラ・シュコラリロル(あるいはScara acoperita)と呼ばれています。
階段は全部で175段あり、教会への礼拝や教会の近くにある学校へ通う人たちが通る道となっています。なお、遠回りになりますが、この階段以外のルートで教会へ行く方法もあります。
屋根付き階段を出たところのシーン。階段を出たとこにある露店の景色もアニメではしっかり描かれています。
先ほどの屋根付き階段から通りの方へと歩いていくシーン。この通りは「シュコリィ通り」と呼ばれています。
今回紹介した聖地は山上教会付近がメインです。どれも教会の近くにあるので、歴史ある景観が残っている街です。
ただしルーマニア旅行は治安悪いのでおすすめできません…
近年ルーマニアでは貧富の差の拡大等で、治安が年々悪化しています。ルーマニアと言えば2012年におきた首都ブカレストで日本人女子大生が殺害されたという、痛ましいニュースが記憶に残っている方も多いと思います。
ルーマニアでは現金や金目のものを持っていそうという理由から観光客が犯罪集団にとっては「カモ」として狙われてしまい、スリ、ひったくり、ぼったくり、性犯罪、刃物を使っての脅迫・恐喝などに巻き込まれる観光客が数多く報告されています。
また、現地の警察官に偽装した偽の警察官に財布のチェックをされてお金をスられたり、野犬に噛まれて死亡するといった被害も報告されています。とくに、野犬に噛まれる=狂犬病に感染するリスクもあり、日本と同じような治安状況や衛生環境ではないことに注意しておきましょう。
日本では、こういった犯罪に巻き込まれる事がまずありえず、世界の中で見ればやはり治安のいい国ですね。Fate/Apocryphaを見て聖地巡礼浴が高まっても、現時点ではルーマニアに行くことはおすすめできないという状況です。ただ、アニメ制作班はこんな悪い治安の中を無事にロケハンしてきたとのこと…無事に帰ってこれて何よりですね…。
おとなしくアニメを見るか、グーグルストリートビューで街の様子を眺めるに留めておくのがおすすめです。